河和田地区は、福井県嶺北地方のほぼ中央にあって、鯖江市の中心部から約10キロ東部に位置し、北は福井市、南は越前市と隣接し、三方山に囲まれた袋地で市で唯一の中山間地の指定を受けている自然の豊な地域である。また、市で唯一の山地水源を持つ河川の河和田川が地区の南部を流れています。
河和田地区は1,500年の歴史(継体大王ゆかり)を持つ漆器がこの地区の中心的な産業として発展し、国の伝統的工芸品の指定を受け、中でも業務用漆器の生産は国内の80%以上を占め「越前漆器産地」として有名です。
また、めがねフレーム(全枠)の発祥地でもあります。明治40年に旧河和田村小坂(現河和田町)に製造の技術が持ち込まれたのが始まり。その後、鯖江市全域へ広がり発展し、現在では鯖江市は全国のめがねフレームの90%を生産する日本一の産地となりました。